ぬか漬け
ぬか漬けが食べたくなって、4月にぬか床を仕込み、5月からぬか漬けを楽しんでいる。
ぬか漬けをするのは3〜4年ぶり。
始めたばかりの2014年頃は、ぬか漬けがある暮らしがステキだとか、健康に良いとか、そういう目的が強くて、ぬか漬けにハマっている自分に酔っていた…いや、酔いたくていた気がする。
だから、何年もののぬか床というワードにとても魅力を感じていた。そのために必死。そして、かき混ぜるのが面倒で、真っ白になり、次第にアルコール臭がしてだんだん嫌になり〜を繰り返していた。
今は、おいしく楽しく続いている。
昔は、ステキなぬか漬け生活をする自分になりたくて、何年もののぬか床にしたくて、という気持ちが強いがために、頻繁にかき混ぜなくちゃと焦ってばかりいた。
今は、朝にぬか床から出して食卓に出し、夕飯用に仕込み、夜に朝食用に仕込む。食べたいからちょっと混ぜて漬け込むだけ。かき混ぜることが全然億劫にならない。
ただ単に、ぬか漬けが食べたいから作る。
何事もシンプルが1番だ。
だから今は、炒りぬかでも生ぬかでもこだわらないし、冷蔵庫に入れるか常温かもどちらでもいいし、冬はたくあんや白菜漬けなど美味しいからぬか漬けは期間限定でもいいしと思っている。すごく楽になった。なんでもいい。自分の好きにしたらいいのだ。
先日会った人から、「ぬか漬けは、こまめにかき混ぜなきゃいけないんでしょ。何年もののぬか床ってあるわよね」と言われて、昔の自分を思い出した。